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当サイトについて

 当サイトは、日本国特許庁の審査官に関する統計情報を提供します。

 

 日本国特許庁の審査官による審査のブレは、外国特許庁よりも少ないといった話を聞くことがあります。この話は、権利化業務の実務経験者による主観的な経験則に基づくものであり、正しい気もしますし、そうではない気もします。

 

 各国特許庁における審査は、基本的には審査官による属人的なものなので、審査のブレは、必ず発生します。日本国特許庁は、審査のブレを小さくするための努力をして頂いており、世界でもトップクラスの行政サービスを提供して頂いております。日本国特許庁のウェブサイトにおける審査品質管理のページを拝見すると、出願人や代理人の立場では想像もできない程の努力をされていると感じます。

 

 一方で、出願人や代理人の立場からすると、どうしても発生する審査のブレによって、業務負担及び費用負担が増えることがあります。審査のブレによって、権利内容に影響が出る可能性もあります。権利化業務の担実務経験者であれば、○○審査官だったら又は審査第〇部の○○部門だったら、このような指摘を受けないのになあと感じたことがあるのではないでしょうか。

 逆に、審査官の立場からしても、日々の業務において、出願人が○○株式会社だったら又は代理人が○○事務所だったら、このような指摘をせずに済むのになあと感じたことがあるかもしれません。審査官の立場からしても、ご自身の傾向に合った対応を出願人や代理人が行うことによって、業務負担を減らしたり、有効な権利を発生させたりすることができるかもしれません。

 そこで、どうしても発生する審査のブレを、データサイエンスの観点で統計的に分析することによって、権利化業務に活用したいと考えました。元々は、当サイトの運営者が中間処理のコメントの品質を高めるために、個人的に統計情報を作成していましたが、自分以外の方で活用されたい方もいらっしゃるかなと思いました。米国特許商標庁の審査官に関する統計情報を手軽に利用できるウェブサイトはありますが、日本国特許庁の審査官に関する統計情報を手軽に利用できるウェブサイトが無い気がしましたので、当サイトを運営することにしました。

 当サイトのコンテンツは、日本国特許庁が提供する特許情報標準データから作成しています。当サイトは、無料コンテンツも含みますが、コンテンツの作成にある程度の労力を要しますので、詳細な統計情報については有料コンテンツとさせて頂きます。何卒、ご理解の程宜しくお願い致します。

 

 当サイトが、皆様の業務のお役に立つことができましたら、大変光栄でございます。

 

運営者 弁理士 竹下 賢(登録番号:16391)

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