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特許審査官のスコアと特徴

今回は、特許審査官のスコアと特徴の活用方法を説明します。スコアと特徴は、特許審査官の主要な統計情報を分かりやすく表現した情報であり、特許審査官の傾向をざっと確認したい時に最適です。当サイトの有料コンテンツでご覧になれますが、↓にスクリーンショットを添付致します。



スコアは、①特許査定の得やすさ、②面接審査の有効度、③意見書だけ応答の有効度、④ベテラン度、⑤前置査定率の上昇度、⑥審判の有効度を、S~Fの7段階で表現したものです。Sが最も高く、Fが最も低いです。スクリーンショットでは、小さく見づらいですが、各ランクの閾値は↑の通りです。


特徴は、拒絶理由条文コードの適用率や審判請求に関する統計情報の特徴をピックアップしたものです。拒絶理由条文コードの適用率が高いものは、柱書×や実施可能要件×のように表現しています。審判請求に関する統計情報で高い(多い)もの一発特許審決率◎のように表現しています。


人間が審査をする以上、全ての特許審査官が同じ判断をすることはありえません。特許審査官の傾向を把握したうえで、拒絶理由通知書や拒絶査定に対する応答方針を検討すると、より精度の高い応答が可能になるでしょう。


また、特許審査官が発送した拒絶理由通知書や拒絶査定次第では、事務所の責任問題に発展する可能性もあります。しかしながら、一部の特許審査官は、極端に厳しい審査をするので、そのような特許審査官なのかを把握したうえで冷静な対応をすると良いでしょう。

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